暑さ寒さも、断熱と設計しだい
昨年の終わりに竣工して
オープンハウスを行った物件です。
▲標高1000mの物件。12月の16:00でも、断熱性能と太陽の光で暖房なしで暖かい。断熱性能向上住宅補助金ももらい、費用も抑えられました。年間の燃費削減でCO2も削減。もっとも薪だからタダで入手すれば元々0円です。
▲暖房性能が高いので、南リビングのガラス開口からの太陽の光で暑い!冷房をいれたいくらいです。
冬の最中でもしっかり暖かいと、
設計した自分自身も嬉しいものです。
今どきの家は高気密・高断熱が基本。
中には「窓を開けない」
ことを前提とした魔法瓶のような家を
提唱するハウスメーカーもあります。
(開口部は熱を逃すので、
必然的に窓の大きさや数なども
制限が出てきます)
でも・・・
山梨は、大自然の素晴らしい風景に
恵まれた土地です。
また冬場でも晴天が多いのです。
私がお勧めしている家は、
・風景が楽しめる大きな窓
・窓を開けて気持ちよく風を通せる
・冬場は日照で暖かく、
夏場は日差しを遮る軒の深さ
・エネルギー効率を考え、
室内は小さめに作って、
アウターリビングなどで空間は広く
というものです。
新築でなくリフォームの場合も、
断熱材を入れ直したり、
障子などをうまく利用したり、
設計の工夫で暖かくする事はできます。
八ヶ岳での暮らしの快適さは、
家の中の寒さ暑さに
結構左右されます。
補助金の活用など、
いろいろな知恵もあります。
せっかくですから、
最初から諦めるのではなく、
予算の範囲内でちゃんと欲張って
快適な住まいづくりを
目指しましょう。