大きな窓でもしっかり暖かいコツ
久しぶりに家づくりの話です。
私の設計の特徴の一つ、大きな窓。
開放的で、外との一体感も味わえます。
が、同時に気密や断熱性能も重視しているので、
「そんなに窓を大きくして大丈夫なんですか?」
と聞かれることも…。
コスト的にも気になりますよね。
でも大丈夫なんです。
ポイントは、
すべてのガラスをフルに開く仕様にしないこと。
実際住んでみると、全部開けるのって
年に数回あるかないかなんです。
はめごろしの窓にすれば、
気密性能は落ちません。
▲たとえばこんな感じ。軒を1.8mにしたので、夏の直射や雨も遮り、アウターリビング的な良さもあります。
ガラスのサイズは2.5m×2mが規格もののMAX。
実は高級リゾートも良く見るとそういうガラスを
組み合わせて使ってるケースが多いです。
壁に比べれば断熱性能は落ちますが、
冬は窓からの日照でも家を温められ、
夏は軒を深く取れば日は遮られます。
そのほか、こちらの物件は大きいので、
床下をしっかり断熱して、
ペレットストーブを床下に入れて温め、
ダクトでダイニングや洗面所に
温かい空気を吹き出すようにしてあります。
せっかく窓の外が美しい八ヶ岳。
美しい眺め・快適性・省エネ・コスト…
すべて両立させたいですよね。
設計の工夫でそれも可能です。
あきらめずにご相談ください。