「中古が断然お得」は八ヶ岳には当てはまらない
「中古が断然お得」は八ヶ岳には当てはまらない
これは以前も記事にした話なのですが、
とても大事な視点なのでもう一度書こうと思います。
一般的に、住宅は新築より中古のほうが経済的なイメージがありますよね。
不動産は、時間と共に上物の価値がどんどん下がるので、
中古が断然お得なはずだと。
でも、八ヶ岳エリアでは必ずしもそうではないのです。
ポイントは、通常エリアと違って別荘ニーズがあるため、中古が割高であること。
(だから、転売したいときも比較的お得と言えます)
また、寒冷地のため光熱費へのインパクトが大きいことがあります。
たとえば…
【中古】ー築30年の小さめの家、1500万(このぐらいが相場)
【新築】ー私が実際に手がけた小さめの家2500万(土地700、建物1800)
15年後の資産価値は・・・
【中古】ー約900万(築45年)(※更地にすると約750万+解体費が150万。更地にしないと売れないような立地・物件であれば、約残金600万円)
【新築】ー約1800万(築15年)
純粋に額面だけで比較した場合でも、15年間で使ったお金は
【中古】ー600万(1500万-900万)
【新築】ー700万(2500万-1800万)
意外にもほとんど変わりません。
さらに実際は中古は築30年の物件が築45年になる間に、水回り、床、屋根など、何らか修繕が出てきます。
初期に100万かけたとしても、追加で200万くらいはかかってくる。
これらを加えてみると、1500万の中古はトータル1800万。
加えて寒冷地では断熱性能で光熱費が大きく違ってきます。
新築と築30年だと最低でも年5万円は違うと思います。
これ、かなり大きいです。
以上、経済性だけで見ても、15年住めばむしろ新築のほうがよいのです。
そしてなにより毎日の快適さが大きく違うと思います。
検討の結果、単身女性でも新築を選ぶ方が結構多いです。
15坪で1LDK+ロフト+ウッドデッキという感じの家が多いですね。
中古で1500~2000万くらいで検討されている方は、
新築もぜひ検討してみてください。
ローンなどの資金面のご相談にものれますので、お気軽にお問い合わせください。