え?ここがいいの?土地探しも多様化
え?ここがいいの?土地探しも多様化
最近、「こういう土地がいい」という要望が多様化しているなあ、と感じます。
土地ってある程度、「一般的な善し悪し」があるのが定説。
形状、向き、傾斜、接道、それに加えて景観の良さや日当たりなど。
そこから土地の値段の相場が決まってくるわけです。
さらに、自分の場合は建築家という仕事がら、
・どういう風景を切り取れるか
・湿度、風の抜け方
なども見ていきます。
でも最近は価値観が多様化していて、セオリー通りにいかないから面白い。
たとえば、あえて森の中や人里離れた場所を希望する方が増えています。
こういう方たちは、「木工がやりたい」「趣味がバイク」など、大きな音を立てても問題ないくらい、とにかく人が周囲にいないところがいいそうなんですね。
正直「ここはないかな〜」と思って案内したところが、「ここ!ここがいいです!」となったりして驚きます。
そういう土地って、クセがある分建築家にとっては工夫が必要とされる。
資産性、快適性、そして楽しさのバランス。
大変なんですけど、やりがいがあります。
そんなわけで、不動産屋でもないのに土地探しのフォローに東奔西走する日々です(苦笑)。