家庭菜園を手軽に楽しむ方法
家庭菜園を手軽に楽しむ方法
田舎暮らしをしたらぜひ楽しみたいのが、家庭菜園。
移住された方はほとんど皆さんやっていて、「気候が良いのか
虫もそんなにつかないし、夏は食べきれないぐらい採れる」とおっしゃいます。
今回の雪害では物流が止まって、スーパーから食材がみるみる消えていきました。
こういうときに、自分の庭先から野菜を調達できるのは心強い。
でも、水やりや草取り、畑の手入れってなんだか大変そうだな・・・
と僕自身も思っていました。
が、最近手間のかからないやり方もあると知りました。自然農法です。
有機農法は、農薬を使わず、化学肥料も使わず、有機肥料を使う農法。
自然農法は、農薬を使わず、化学肥料も、有機肥料も使わない農法。
え?肥料も使わずおいしい野菜が作れるの?と思われるかもしれません。
でも、八ヶ岳南麓界隈には、有機農業はもちろん、
自然農法に取り組んでいる方もいます。
肥料を使わなければ、虫もそれほどつかないそうです。
自然農法では、草取りもあまりしないし、水やりもあまりしない。
それで立派に育つのだから驚きます。
自然農法は、雑草も生やして自然のまんまに近い状態にして
土自身に力をつけてやるという考えです。
農薬や肥料を入れるほど、土の中の微生物や栄養のバランスが崩れるそうで、
自然農でやっていくと、土が年々良い状態になるそうです。
(『奇跡のりんご』で有名な木村秋則さんも、自然農ですね)
本格的な農業だと、収穫高を上げないといけないし、
収穫物に規格があるから大変かもしれません。
でも、家庭菜園なら問題なし!
少量多品種で育てるほうが土もバランスが取れますし、
形や大きさが不揃いでも大丈夫ですし。
土や植物と対話しながら、少々の失敗は気にせず、おおらかに。
そうやって少しずつ畑自身を育てて行く。
田舎暮らしをスローに楽しみたい人にぴったりかもしれません。
北杜市に住む自然栽培農家、おかもとよりたかさんのオススメ本は、
『自然農・栽培の手引きーいのちの営み、田畑の営み』
(監修 川口由一 筆者 鏡山悦子)
だそうです。たくさんのイラストと一緒に、いろんな作物の育て方から種取り方法まで出ていてわかりやすいですよ。