説明責任にまつわるもやもや
移住に関するお手伝いを始めて
かれこれ15年以上。
ずっと、もやもやしていること
があります。
物件の瑕疵に関する
説明責任
です。
「これ、リフォームにどのぐらい
かかりそうですか?」
と私に持ち込まれる相談の中で、
え?!これ、もう契約
しちゃったんですか(涙)?
となるものがあります・・・。
不動産屋は故意ではない
のかもしれません。
でも、例えば、
単に瓦を葺き替えるだけでいいのか
あるいは、
下の軒が暴れてる=500〜600万
とか、
家の基礎が傾いてるかも?
ぐらい、本当は察してるんじゃないの?と。
そんな風に、
後でリフォーム代が嵩んで
痛い目に会っている方を
何人も見てきました。
不動産屋の説明責任は
「売主が知っている
瑕疵は伝える」
というものなので、
「知らなければ、
伝えなくてもいい」
んですよね…。
でもせめて、契約の前に一言
「工務店さんに相談してみては?」
ぐらい言ってくれたらいいのにな・・・
と思うのです。
(まあそれを言うと商売にならなく
なるから言わないんでしょうし、
一方で良心的すぎて売る気あるの?
と言うような不動産屋もいます)
とはいえ、
どんなリフォームが
どれだけ必要かの判断が
難しいのは事実です。
建築関係者も、
知識・経験・情報量で
判断しているので、
個人差があります。
もし中古物件の購入を検討されている方は、
自衛のためにも、
契約の前に、
必ず誰かプロの目を入れましょう。
同行やハウスインペクションなどにも
ご協力しています。
転ばぬ先の杖として
利用して頂いて構わないので、
遠慮なくお問い合わせください。