地下神殿はどこまで持つ?
9年ぶりの大雪に見舞われた山梨ですが、
幸い1日だけの降雪ですぐ溶け始めました。
基本的には山梨は雪国ではなく、
冬は晴れの日が多いため
八ヶ岳南麓も雪は滅多に積もりません。
ただ、同時に除雪などのインフラは
北陸などに比べて整っていません。
なので、不動産の相談に乗る時は、
道路の除雪の有無や日当たりなど、
「たまの雪」に備えた選び方も
お伝えしています。
八ヶ岳は地震や台風などの害が少なく、
自然災害には不思議と強いんです。
(縄文の昔からそうだったのか、
縄文銀座と呼ばれるほど遺跡が多いです)
とは言え「100年に一度」級の災害が
増えている昨今。油断は禁物です!
(相次ぐ災害に保険の支払いが増え、
住宅の保険料も2021年10月から値上がり…)
激しさを増す台風や大雨被害。
そんな中でも首都圏が「とんでもない事態」
を免れている理由をご存知ですか?
「地下神殿」とも言われる
「首都圏外郭放水路」
が2002年に完成したからなんです。
これは、付近を流れる中小5つの河川の水の一部を
貯め、大型河川である江戸川に段階的に流すこと
によって洪水を起こりにくくし、
被害を軽減するためのもの。
総工費2300億円、13年の工期。
約67万㎥、およそ東京ドーム半分ほどの
水を貯めることができます。
素晴らしいです。
2015年の台風17、18号、
2019年の台風19号襲来時にも、
この地下神殿は活躍しました。
17,18号の時は、1900万㎥を
4日かけて排水したそうです。
逆に、もしこのインフラ整備が
間に合っていなかったら…?
と怖いですね。
「未曾有の災害」という言葉が
身近になった昨今。
神殿のキャパを超える雨量が降る日が
来ないとも言えません。
Covid19もそうでしたが、
国にできることにも限界があります。
国任せではなく、自ら備える。
こちらにも、
「レジリエンスとしての拠点を持ちたい」
という方が増えています。
「安全・安心」という観点での
エリア選び・不動産選び・住宅作り
などのご相談にも乗っています。
タイニーハウスなど、小さく始められる
拠点作りなどの選択肢もありますので、
ぜひお問い合わせください。