全館空調より、局所空調!

最近、「高気密・高断熱」
を謳う家が増えていますよね。

 
冷暖房効果がよく、環境にも優しい。
素晴らしいことです。

 
そして、それとセットで、
全館空調
の家も増え、同時に

「窓を開けない方がベター」

と謳うものも出ています。

魔法瓶状態にして、冷暖房効率を良くする、
という考え方です。
  

が、私は正直それには賛同しかねます。

(↑私が設計を手がけた物件です)

というのも、
 

快適差の肌感覚には
個人差がある

からです。

  

たとえば、
暑がりのお父さんと寒がりのお母さん。
子どもと大人。
  

体感温度が違うので、
一律にするとちょっと
不自由ではないでしょうか?

  
また、空気の綺麗な八ヶ岳では、
風が吹き抜ける設計にすれば、

夏も冷房はいらない、
もしくは最低限ですみます。
  

ダクト換気よりも新鮮な空気を
取り入れられます。

  
断熱をしっかり取った上で
間取りを解放もできるし
閉じることもできるようにして、
 
必要な部分に
最低限の暖房や冷房を
入れられるようにする。

 
リフォームを手がける際も、
それを意識しています。

  
その方がずっと
手軽で導入コストも安く、
自然でエコ
だと思うのです。