中古物件は何年までOK?ー耐震編
最近、中古の売り物件が少し増えてきました。
物件不足が恒常的な八ヶ岳には
ありがたい話です。
ただ、うっかり
手を出さないでください!
増えているのは、管理別荘地内の
40平米ちょいのもの。
昭和後期で築40年ぐらい。
かなり安いか、そこそこの値段がするものは
修繕済みのものです。
後者はオーナーチェンジのたびに
直されていたりして、
パッと見はそれなりに綺麗なものも。
リーズナブルなので、
「たまに別荘感覚で使うぐらいなら…」
「有事の際の拠点があると安心」
というニーズもあるかもしれません。
が、私は基本的に
築40年以上はお勧めできません。
まず、建築基準法の耐震基準が、
1981年(昭和56年)6月1日の
前と後とで大きく違うからです。
(これを新耐震基準と言います)
それ以前は、別荘地の物件は、
実質ほぼルールがなかったという感覚です。
別荘地は都市計画区域外ですし、
木を大切にしている物件は
実は基準法違反のものが多いです。
「地元の木を手刻みで使っている」
といったこだわりの物件は素敵ですが、
建築として耐力が足りない。
軸組とほぞで大丈夫、というのは過信です。
ただ、ものが良ければ、断熱と同時に
耐震のリフォームもすれば良いので、
お買い得のものもあるかもしれません。
これは見立てが重要になりますので、
ご相談ください。
他にも、
基礎の見方、断熱、水回りなど、
チェックすべきポイントがあります
ので、順にご紹介していきます。
すでに気になる物件がある時は、
遠慮なくご相談ください。