ネットの情報だけであきらめないで
ネットの情報だけであきらめないで
今年の梅雨は梅雨らしいというか、山梨には珍しく雨が続いています。
今日、久しぶりに晴れて、八ヶ岳ブルーの空を見ることができました。
いい季節になったら、八ヶ岳のほうに視察にいらっしゃる方も増えてきます。
で、皆さん土地勘などないのが普通なので、ネットで事前に不動産をチェックされることと思います。(あ、この記事もネットの情報っちゃ情報ですね…^^)
で、少しアドバイスを。
地元の人間から言わせると、ネットには出ない不動産がめちゃめちゃ多いです。
だから、ネットの情報だけで判断してあきらめないで!とお伝えしたいです。
以前の記事でも触れましたが、不動産屋さんには2種類あります。
「売り主側」の不動産屋さんと、「買い主側」の不動産屋さんです。
一見「買い主側」のほうが、こちらの立場になってくれて良さそうに見えますが、
必ずしもそうではありません。
いい物件は売り主側のほうに多い・・・と私は感じています。
【売り主側不動産屋の特徴】
地元の地主さんからの信頼で販売を任されています。
扱う物件は、大きくわけると以下の3つに分類されます。
1(地主さんが)急いで売りたい物件
2(地主さんが)いい人がいれば売りたい物件
3 自社で所有している物件
このうち、他の不動産仲介に流すのは1だけです。
なぜなら地主さんは近所の農家の方などで、物件の近くに住んでいることも多い。だから「誰でもいいから買ってほしい」とは思っていないし、現金化を急いでもいません。
こういう物件を変な人に売ってしまうと、地元での信頼が失われ、地主さんから売り物件を依頼される機会が減っていってしまうのです。
何より仲介をはさまなければ6%の手数料が入りますが、仲介をはさむと3%の取り分になってしまいます。だから地主さんに「急いで売ってほしい」と言われない限り、仲介に流すことは滅多にないのです。逆に、「この人なら近くに住んできてもらっていいな」と思えば、2や3の情報を出してきてくれます。
【買い主側不動産屋の特徴】
・ネットなどで集客を頑張っている。
・立地のよい場所に立派な店舗を構えている。
現金化を急いでいる物件は、地主さんはこういう会社にも販売を依頼します。
当然、いい物件であればあっという間に売れます。
逆に言えば、今ネット上で掲載されている物件はほとんどが売れ残り物件である可能性もあるわけです。いろんなサイトで紹介されていれば、なおさらそうでしょう。
とはいえ、移住前に何度も足を運べるわけではないし、どこの不動産屋さんが売り主側なのか見分けにくいかと思います。そもそも、どこのエリアがいいかもよくわからないと、いきなりそういった不動産屋さんと話をするのもハードルが高いな…ということもあると思います。
エリアの相場を知るために全体をまわったり、どの不動産屋さんを当たればいいのか含め、検討の入り口の部分からご相談に乗れると思いますので、お問い合わせください。
(これからいい季節になり繁忙期に入りますので、少しスケジュールに余裕をもってご連絡頂けるととっても助かります)