不動産屋には2種類ある
不動産屋には2種類ある
問い合せが多いので、今回も不動産の話です。
田舎暮らしのお手伝いをしていて、「不動産屋さんには2種類あるんだな」
ということに気付きました。
「売り主側」の不動産屋さんと、「買い主側」の不動産屋さんです。
一見「買い主側」のほうが、こちらの立場になってくれて良さそうに見えますが、
必ずしもそうではありません。
いい物件は売り主側のほうに多いな・・・と私は感じています。
【売り主側不動産屋の特徴】
地元の地主さんからの信頼で販売を任されています。
扱う物件は、大きくわけると以下の3つに分類されます。
1(地主さんが)急いで売りたい物件
2(地主さんが)いい人がいれば売りたい物件
3 自社で所有している物件
このうち、他の不動産仲介に流すのは1だけです。
なぜなら地主さんは近所の農家の方などで、物件の近くに住んでいることも多い。
だから「誰でもいいから買ってほしい」とは思っていないし、
現金化を急いでもいません。
こういう物件を変な人に売ってしまうと、地元での信頼が失われ、
地主さんから売り物件を依頼される機会が減っていってしまうのです。
何より仲介をはさまなければ6%(売主3%+6万 買主3%+6万 両方で6%+12万+消費税)の手数料が入りますが、仲介をはさむと半分の取り分になってしまいます。
だから地主さんに「急いで売ってほしい」と言われない限り、
仲介に流すことは滅多にないのです。
【買い主側不動産屋の特徴】
・ネットなどで集客を頑張っている。
・立地のよい場所に立派な店舗を構えている。
現金化を急いでいる物件は、地主さんはこういう会社にも販売を依頼します。
当然、いい物件であればあっという間に売れます。
逆に言えば、今ネット上で掲載されている物件はほとんどが売れ残り物件である可能性もあるわけです。
いろんなサイトで紹介されていれば、なおさらそうでしょう。
(常にサイトをチェックして最新情報を押さえれば、掘り出しものをキャッチできるかもしれません)
いろいろ考えると、売り主側の不動産屋さんと丁寧にやりとりして紹介してもらえたらベストですよね。
とはいえ、移住前に何度も足を運べるわけではないし、どこの不動産屋が売り主側なのか見分けにくいかと思います。
私たちのネットワークを使ってお手伝いできることもあるかと思いますので、気軽にお問い合わせ下さい。