八ヶ岳で湿度が低いのはどこ?
ご相談される中で、
「なるべく湿度が低いところがいいです」
という声があります。
同じ八ヶ岳の中でも湿度は差があり、
いくつか見極めのポイントがあります。
まず、大泉や小泉は「泉」という名前から
わかるように湧水地帯です。
が、そこより下がった標高800mぐらいに、
地図で見るとため池が幾つかあります。
水田に流す水が十分じゃないために
作られたものです。
つまり、そこから下は比較的乾燥しています。
もちろん、それ以外のポイントもあります。
例えば、森の中は総じて湿気がこもりやすいです。
また、清里の1200m〜1300mエリアも
湿度が高いです。
これは、ほぼ雲の中だからです。
▲清里テラスは1800mほど。雲が下にあります。
さらに地形が岩盤で木が少なく、
岩盤の上を水が流れ、
水脈が表層にあるからです。
他には、北杜市明野も湿度が低く
カラッとしています。
冬場の日照時間も日本一です。
ただ、一方で水が少なく井戸水は出ません。
(が、上水道が通っていれば問題はありません)
でも、水が多い大泉は伏流水で
1000年前の水が
湧き出しているんですよね…。
豊かな水の恩恵を受けつつ、
なるべくからりと暮らしたい。
矛盾する願いのようですが、
不可能ではありません。
湿度を逃す方法は色々あります。
家電の除湿機をアレンジしたこともありますし、
建て方やリフォームで色々やりようはあります。
諦めずにご相談ください。